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日刊田中けん

鳩山元首相には、その正論を支那にこそ説いて欲しい

鳩山元首相、北京で「尖閣盗んだ」発言撤回せず


 
 【北京=五十嵐文】鳩山元首相は27日、北京市内で開かれた清華大主催の国際フォーラムで講演し、沖縄県・尖閣諸島について「カイロ宣言は、日本が清国から盗んだものは返さなければならないとしている。中国が(尖閣諸島が)当然入ると思うことを否定するものではない」と述べ、尖閣諸島を「日本が盗んだ」とする中国政府の言い分に改めて理解を示した。
 


 


 鳩山氏は、訪中前に香港のフェニックステレビに対して同様の発言をし、菅官房長官らが批判していた。鳩山氏は講演後、記者団に、日中国交正常化の際に日中両政府が尖閣問題の「棚上げ」で合意していたとの認識も示した。
 
(2013年6月27日21時47分  読売新聞)
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「盗んだものは返さなければならない」
 至極真っ当な意見である。


 鳩山元首相は、「清国から盗んだものは返さなければならない」
というが、それは尖閣というよりも、台湾のことをイメージして、
主張していることは間違いない。
 台湾に付属する尖閣ならば、その主張に整合性はある。


 台湾は清国に支配され、その後、日本に支配され、そして第二次世界大戦後に、日本は台湾を放棄して、台湾は現在に至っているが、その台湾は、歴史上一度たりとも漢民族の支配は受けていない。


 よって、鳩山元首相の説を仮に受け入れたとしても、
その清国は既に中国共産党によって盗まれてしまった。
誰に尖閣を返せばいいと言うのか。
 スジ論で言えば、まずは中国共産党が、清国である満州を満州族に返さなければ話は始まらないだろう。


 それに台湾はそもそも誰の物なのか。それは台湾に住む人たちの物ではないのか。そう考えれば、清国でさえも、台湾を盗んだと言えなくも無い。


 


 一口に中国4千年の歴史というが、これは誤った歴史認識だ。
中国、いや支那の歴史は常に不連続で、その時代その時代によって、
大陸を支配してきた民族が異なる。


 清国を治めていたのは満州族である。
今の中国を支配している漢民族とは別の民族だ。
当時、漢民族は満州族による支配を受け入れていた。


 このように支那の歴史は、支配する側と支配される側が、
常に入れ替わって歴史を形成してきたのであって、
日本のように連続した歴史観を支那の歴史に当てはめて考えると大きな間違えを犯す。


 そもそも支那大陸を支配している、中国共産党は、第二次世界大戦後に、チベット、東トルキスタン、内モンゴルなどを「盗んだ」天下の大泥棒だ。その天下の大泥棒に、尖閣を返すなど、「盗人に追銭」はなはだしい。
 その盗人振りは、尖閣の面積など比べものにならないほどの広大な面積である。


 支那が日本にとって、第一種警戒国家であることは間違いない。
 同時に、鳩山元首相も、日本の国益を犯すという意味では、超一級の人物である。


 


「真に恐れるべきは有能な敵ではなく 無能な味方である」 ナポレオン・ボナパルト


2013年06月28日