田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

タバコ嫌いな友人の話

この前、深夜まで遊んで家に帰ろうとしたときのことでした。
タクシーを捕まえて乗り込んだところ、なぜか車内がたばこ臭いのです。
タクシーの中には禁煙と書かれています。
一緒に同乗した友人がタクシーの運転手に尋ねました。
「運転手さん、これって禁煙車ですよね」
「はい」
「でも、この車はタバコの臭いがしますね」
「はい」
「どうしてなんですか」
「前のお客さんが、タバコを吸っていたんですよ」
「でも、それだったら何で禁煙ってここに書いてあるんですか。禁煙と書いてあるのに客にタバコを吸わせるなんて」
「このタクシーは、協会に入っていませんから、車内でタバコを吸ってもいいんですよ」
「そんなの関係ないでしょ。じゃーなぜ禁煙なんて書いてあるんですか。実際と違うじゃないですか。詐欺じゃないですか」
「それでもお客さん・・・・・・・」
「詐欺でしょ。これって。何、タバコを吸わせているんですか。止めてください。降りますから。ここじゃダメだというのならば、乗ったところまで戻してもらってもいいですよ」

タクシーはその場で止まった。そして私たちはタクシーから降りた。
友人は、さっさとタクシーを降りた。
私は運転手に小さな声で「申し訳ないね」と軽く謝った。
そして、タクシーを降りた。
「お客さん、お金」という運転手の小さな声があった。
しかし、私はお金を払わず降りてきた。

深夜、江戸川区内の道路を大人二人が歩きながら、タバコ論議が始まった。
「ふざけるな。全く。おれは乗った途端にタバコの臭いで不愉快になった。禁煙車なんて書くな」

友人の怒りもその主張ももっともだった。
友人は酒に酔っていて、普段よりも気が大きくなっていたのかも知れない。
でも、間違ったことを言っているわけではない。
その友人を目の前にすると、私などはまだまだ「事なかれ主義者」なんだと思った。

新しいタクシーを捕まえて、私たちは一緒に、私の家へと向かった。

この様な友人に刺激を受けながら、まだまだ至らない私の禁煙運動は続くのであります。

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2009年03月02日