田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

東京24時間

 今現在の空港事情について調べてみれば調べてみるほど、日本の空港がとても貧弱であることがよくわかった。とにかく、これでは国際社会の中で、生き残っていくことはできない。
 これこそ正に国家戦略としての命題である。羽田空港24時間。羽田を最大最強の24時間空港にするしかない。当然、羽田空港だけが24時間運営されていたとしても、人間の動きは保証されない。羽田空港が心臓ならば、動脈が無ければ、人や物をスムーズに運ぶことはできない。
 そこで私は、鉄道24時間も同時に提案する。更に、バス24時間も提案する。これ全て合わせて、東京24時間計画である。

 今、日本には、無数の赤字空港が地方に存在する。それらの空港は、存在するためだけに多額の税金を浪費している。離島にある空港が赤字なのは、ある程度しかたがない。しかし、北海道・本州・四国・九州にある赤字空港ならば、それを廃港としたとしても、近隣の空港による代替も可能だろう。鉄道や高速道路の有効利用によって、廃港になった分を充分補えるはずである。
 赤字空港は、ただ存在しているだけでなく、たいして客もいないのに、羽田空港との便を持っている。それによって、今でさえ離発着枠がない羽田空港の過密状態を招いている。赤字空港を、当該自治体の自主的な判断により、速やかに廃港へと導くことができれば、少なくとも、その空港と羽田空港を結ぶ便を何便か減らすことができる。羽田空港の離発着枠に空きを作ることができるのだ。
 空いた離発着枠は、可能な限り、国際線に割り当てたい。それでなくても、羽田空港を利用したいという国際線は、たくさんある。今、羽田と成田は、その需要に応え切れていない。特に、今の羽田には、ペリメータ規制という最大2000㎞(羽田空港から石垣空港までが、約2000㎞だからという理由から)までしか飛んではいけないというバカげた規制がある。この規制を即時撤廃し、羽田からもドンドン国際便が飛べるようにしたらいい。

 地方の赤字空港が廃港となったところで、その空港を利用していた人たちは、全て他の空港を利用するというわけでもなかろう。中には、鉄道利用切り替えるような人たちも出てくるだろう。大いに結構である。それによって主に新幹線利用者が増え、JRの経営の一助となれば幸いである。ただし、JRを甘やかすわけではない。それとは別に、全国的に高速道路の無料化を実現し、JRとて不当に高い料金設定ができないように刺激を与えなければならない。
 東京と大阪間の新幹線料金が、1万円になるほどの企業努力をJRには望む。そうなれば、人為的な作業をせずとも、羽田と伊丹間の航空路線は、自然と廃れていくことだろう。

 24時間営業するのは、何もコンビニだけの専売特許ではない。消費者本位の経営を最大限追求すれば、東京では、ほぼ全ての事業を24時間営業としても良い。民間会社の経営は自主判断に任せればいいが、社会的インフラの経営にあたっては、政治的指導なくして、24時間経営はありえない。
 東京首都圏は、一口3500万人を抱える世界最大の経済圏を有している。この人口メリットを生かさない手はない。

 東京24時間。

これこそが、これからの東京経営に必要な、国家的スローガンとなるであろう。



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2009年11月25日