田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
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日刊田中けん

海老蔵の記者会見に見る“己のみっともない姿”

 何がみっともないと言って、徳川家康の三方ヶ原の戦いに関するエピソードほど、みっともない有名な話は無いだろう。
 ウィキペディアから引用して説明する。
 三方ヶ原の戦い(みかたがはらのたたかい)は、元亀3年12月22日(1573年1月25日)に、遠江国敷知郡の三方ヶ原(現在の静岡県浜松市北区三方原町近辺)で起こった、武田信玄軍2万7,000人と徳川家康軍1万1,000人(うち織田信長からの援軍3,000人)との間で行われた戦い。
 信玄の西上作戦の過程で行われた戦いであり、家康の歴史的大惨敗かつ唯一の敗戦として有名な戦である。
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 三方ヶ原の戦いでは、家康が城に逃げ帰ったとき、あまりの恐ろしさに脱糞していたという話がある。その脱糞してしまったという“みっともない姿”が、上記の自画像である。


 普通の人ならば、これほどのみっともない話は、黒歴史として、永久に忘れ去りたい過去として封印し、無かった話にしたいはずだ。それを家康は、堂々と自画像にまで残して、後世に伝えている。これは普通の人には到底真似できないことだ。


 順境にある態度よりも、逆境にある態度の方が重要だ。


 順境にあれば、誰もが機嫌を良くし、調子に乗って、得意になって、自分にうぬぼれ、尊大になり、羽目を外してしまうものである。
 逆境にあっては、それが全て裏目になってしまう。そんなときであっても、どれだけやせ我慢をして、正々堂々と、逆境と向き合えるかは、人の器の大きさによるところが大きい。


 私は自分の政治家人生の中で、政党から除名され、警察に逮捕され、罰金200万円の判決を受け、問責決議案を1回と辞職勧告決議案を2回受けてきた。
 恥が多い人生と言えば、太宰治になる。
 同様に、恥が多い政治家人生と言えば、田中けんとなるのかもしれない。


 自分がこれまで歩んできた、不名誉な歴史と向き合いながら、これからも政治活動を続けていくことで、少しでも徳川家康のような大業を為した人に近づけることになるとするならば、大いに参考にしたいものである。


2010年12月11日