田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

議会改革にかける情熱と戦意は長く続かなかった。

 5月10日(火)に行われた幹事長会の最後の場面である。


「交渉会派の人数は4人にします」
高木ひでたか座長(=自民党幹事長)の一方的な宣言により、拡大幹事長は終了した。


 5月11日(水)15:45から、本来ならば、昨日までに行うべき拡大幹事長会の申し合わせ事項で、残された項目について議論が行われた。


高木座長「これから拡大幹事長会を始めます」
田中けん「座長」
高木座長「はい。田中けん幹事長」
田中けん「私は、昨日の拡大幹事長会の最終決定を認めません。おかしいじゃないですか、座長が一方的に宣言して終わってしまう会議なんて、おかしいでしょ」
高木座長「それは昨日で終わった議論です。会議を進めます」
田中けん「それはおかしい。おかしいじゃないですか。おかしいと思うでしょ。どうですか。ここにいる皆さん、すべての幹事長に聞いてみてください。そう思うでしょう」


 私はこの拡大幹事長会に出席している全ての幹事長に向けて、声を大きくして、昨日の会議の決定のあり方がおかしいと訴えた。
 しかし、誰一人として、その場で何かを発言し、私に同調する幹事長はいなかった。


高木座長「それでは、拡大幹事長会を始めます」


 昨晩の熱気と興奮は、全ての幹事長に伝わっていなかった。私自身もそうだったが、昨晩の会議はとても疲れる会議だった。もし、私がこの議題を続け、更に同調者が多数出て、再び交渉会派の人数を議題として議論するとなれば、昨日と同じように、また長く沈黙する時間を過ごすことも予想された。昨晩がそうであるように、場合によっては、私は今日も、事前に徹夜する覚悟でいた。


 議員とは、体力勝負の職業である。


 しかし、私だけでなく、全ての幹事長も生身の人間である。再び昨日のような会議運営となれば、ウンザリするのもわからないではない。
 一人一人の幹事長に話をすれば、きっと私の主張に同調してくれるような話であっても、あの会議の場で、私に同調して、田中けんを勢いづかせてしまえば、おのずと会議時間は延々と続くのだ。生理的にそのような会議を拒否したとしても、それは無理もない事情かもしれない。


 私だけが、会議の冒頭で叫んだピエロを演じただけだったのかもしれない。


 大勢は決まった。拡大幹事長会は粛々と進行し、16:43静かに閉会した。





(なお、10日から11日にかけて行われた拡大幹事長会では、内容豊富な話題がたくさんありました。日記の形式を取りながら、順々に記憶をたどって区民の皆様にお伝えします)


2011年05月12日