田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

LCCは、なぜ格安で運航できるのか

 私は、高速道路の無料化から端を発して、特に中長距離の交通問題には興味関心を持っている。
高速道路行政ほどでは無いにしろ、飛行機も新幹線も、日本国内の中長距離移動における有力な移動手段として認識している。
 その中でも特に、LCCと呼ばれる格安航空会社の出現は、我々の生活を、
そして今の地方赤字空港の将来を帰るかも知れない潜在能力があると期待している。


 これまで、ANAやJALのような大手ではではできなかった、格安料金はいかにして実現できたのか検証してみる。
 LCCの特徴は、以下の通りである。
1.運航する使用機種を、小中型機1種類に統一する。
2.パイロットの運転資格は、機種ごとに必要となるが、運航する機種が1種類ならば、免許も1つで済む。
3.機種が1種類なので、整備・点検・乗員の訓練などの費用が抑えられる。
4.座席スペースを詰めて、より多くの収容人員を確保する。
5.使用料が高い主要空港は使わず、使用料が安い地方空港を使う。
6.使用料が高いボーディングブリッジを使わず、タラップを使う。
7.機内清掃を外注せず、LCCの乗務員が行うことで、空港での待機時間を減らし短時間での折り返し運航を可能にする。
8.機内飲食・機内誌・ビデオ・音楽などの機内サービスを廃止・簡素化・有料化する。
9.LCC従業員の給与待遇を抑える。
10.WEB予約を優先して、旅行代理店に支払う手数料を節約する。
11.長時間は飛ばず、長くても3~4時間程度の中時間に飛行時間を抑える。これによって、飛行機は、天候不順やアクシデントのような場合を除いて、通常必ず行って帰ってくる。つまり往復を基準の一行程にすることで、乗務員を現地のホテルに泊めることはしない。(長距離を飛ぶLCCも例外としてはあるが、その場合、この理由は該当しない)


 しかし、LCCのメリットは何も料金だけではなかった。
 LCCの客室乗務員には美人が多いという。
 その理由は以下の通りである。
1.大手に比べ接客が少ないので、それほど丁寧な言葉遣いや高度な気遣いは求められない。
2.小中型機であるため、手荷物を入れるなど高身長が求められない。
3.高卒でも採用する。
 従業員としてのスキルが低くても構わないので、より多くの応募者が集まる可能性があり、故に顔を重視して採用される可能性が高くなる。
 つまりLCCには、10代の美人客室乗務員が、対応してくれる可能性があるのだ。さすがにこの様なサービスは大手にはできない。

 もちろん、この様な特徴は、経営的に寄与する。
 近い将来、“LCC48”のような美人集団が、アイドルとして出現するかも知れない。


 日本に数多くある赤字空港は、LCCをどのように活用するかに、その将来がかかっている。
 私は利用者の1人として、これまで閉鎖的だった日本の航空行政にあって、その殻を破って、より多くのLCCが利用者に愛され利用されることを願ってやまない。


2012年02月10日