田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

毎日新聞に私の懲罰問題が掲載される

 2013年1月12日(土)毎日新聞の朝刊にて、私の懲罰に関する記事が掲載された。新聞記者から取材を受けて、色々とコメントしたが、紙面の都合上、書かれなかった私の思いを、ここで補足する。


「数は力」
 議会では議席数の大小による力関係の有無があまりにも拡大解釈されてしまい、民主主義とは多数決なのだと信じ込んでいる議員が多い。


 しかし、私が千葉大学で民主主義について習ったとき、教授は以下のように話していた。
「もし民主主義が多数決のみで成立するならば、51%の賛成をもってして、49%を殺すことが正当化される。だからこそ、多数決のみで物事を決めてはならない」
 つまり多数決の前提として、多数決でも決定できない、個人が持っている固有の権利を意識して、民主主義は運営しないと、江戸川区議会のように、数の暴力で少数者が封じ込められてしまうのだ。


 懲罰とは、特定の議員に対して、罰を与えることであり、その影響によるイメージダウンは計り知れない。
 もし今回の江戸川区議会のように、過半数を大きく上回る大会派が、自分たちが気に入らない特定の議員の評判を落としたいと思えば、この様な懲罰は、恣意的に運営されてしまう。これでは議会という場が、とても自由な発言を保証する場では無くなってしまう。正に議会の自殺行為である。


 


 おりしも昨年9月の本会議では、自民党も公明党も、小中学校におけるいじめを問題視する一般質問をしていた。
 江戸川区に対して、いじめを根絶するように、厳しい質問を投げかけていた。その当事者達が、今、自分たちの議会で少数会派の議員に対してしていることは、それこそ「いじめ」ではないのだろうか。


 


 「恥を知れ」



 江戸川区議会の自民党と公明党の会派に属する議員に対しては、強い口調で、この様に抗議する。


2013年01月12日