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日刊田中けん
今までが異常だったと言うだけの話

検事、録画が始まった途端に優しい口調…被告
(2011年6月14日11時34分  読売新聞)
 東京地検特捜部が捜査した富士バイオメディックス(東京)の粉飾決算事件で、起訴された4人の男性被告のうち1人が10日、読売新聞の取材に応じ、可視化された取り調べの様子を語った。特捜部の可視化対象者が取材に応じたのは初めて。
 この被告によると、5月10日の逮捕から数日後、検事に「これから取り調べを録音・録画します。よろしいですか」と告げられ、「分かりました」と応じた。
 録画が始まると、検事の対応が一変した。それまではリラックスした様子で、時には厳しく追及することもあったが、録画が始まった途端に背筋を伸ばし、優しい口調で語りかけてきたという。
 被告は「互いにカメラを意識し過ぎて、取り調べという雰囲気ではなかった」と振り返った。
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 被疑者に対して偉ぶることが検事の仕事ではないはず。
 社会人対社会人の会話の中で、平素な会話によって話ができないとするならば、その方がおかしな話だ。
 今までは、あまりにも被疑者の人権が無視され続けてきた。


 世間一般の人も、「逮捕された者=犯人」との思い込みが強い。
 被疑者に対しても、学問としては「推定無罪」であっても、日本の社会常識では「推定有罪」だ。
 同じく被疑者に対する黙秘権という権利も、それを行使すると、「本人にやましいことがあるから何も言えないに違いない」と勝手に邪推する。刑事ドラマも、黙秘権を使う被疑者は、それだけで極悪人のようなイメージを垂れ流す。


 日本の遅れた司法や遅れた被疑者に対する考え方、一般常識を、もう少し、欧米や韓国なみの価値観に変えてゆきたい。


 日本は、司法制度や警察官、検察官による取り調べなど、被疑者や受刑者に対する対応が、“経済先進国”とは思えないほど、“人権後進国”であるという事実に、より多くの国民が気がついて欲しい。


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2011年06月14日 00時00分