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日刊田中けん
 「軽自動車」とは、庶民が手放そうとしない利権

 私の主張の中で、1番反論が多いのが、「軽自動車の税制優遇を廃止せよ」というものだ。
http://t-ken.jp/diary/20101105/
 私の言いたいことは、この中にほぼ全て書き込まれているので重複をさけるが、読者を代表して、2人から反論を頂いた。
http://t-ken.jp/voice_detail/1338050583/
http://t-ken.jp/voice_detail/1343537426/


 軽自動車を支持する人たちは、ますその経済性の高さを主張する。そして、軽自動車以外の車は買えないと言う。
「高い車が買えないのならば、中古車を買えば良い」
と、私が主張すると、それさえも買えないから、中古の軽自動車を買おうとしていると言う。


 ちょっと車に詳しい人ならばおわかりだが、元々の車両価格が高いからと言って、その車が中古車市場で高くなるとは限らない。逆もまた真で、元々の車両価格が安いからと言って、その車の中古車価格が安いとは限らない。
 軽自動車の場合、維持費が人気の理由となっていて、中古価格は一般的には高めだ。この場合、維持費とは、端的に言って税金のことだ。
 どんなに安くて、程度の良い1,300㏄の車よりも、多少高くて、程度が悪くても660㏄の軽自動車を選んでいる時点で、私は、それが間違った選択だと断言する。


 軽自動車は、ぶつかったら同乗者が死にやすい危険な車だ。
 これは実際に起こった数多くの交通事故が証明している。
 既に過去の日記で紹介しているが、重要な事例なので、改めて記述する。
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 シカを避けようと… 対向車と衝突、2人死亡
2012.4.14 14:08 [交通事故] 産経ニュースより
 13日午後10時40分ごろ、北海道根室市湖南の国道44号で東京都世田谷区の男子大学生(19)の乗用車が対向車線にはみ出し、北海道浜中町の矢越哲さん(62)の軽乗用車に衝突した。矢越さんと妻、正子さん(60)がともに全身を強く打ち、死亡。大学生は軽傷を負った。


 根室署によると、大学生はシカを避けようとしてハンドルを切り、対向の矢越さんの軽乗用車に衝突したとみられる。現場は片側1車線の直線道路。
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 もちろん、軽自動車以外の車でも同乗者が死ぬこともある。しかし、それは程度問題であって、シートベルトをしていなくても死なないこともあれば、シートベルトをしていても死ぬこともあるということだ。


 軽自動車を支持する人たちは、経済性ばかりを主張し、自分の命をおろそかにしている。これは滑稽な話ではないのか。もちろん、庶民を滑稽にさせている軽自動車優遇税制が諸悪の根源なのだが、その罠にみすみすはまる消費者も、今一度、自分たちの選択が、総合的な価値観の中で間違っていなかったのかどうか考え直して欲しい。


 利権は誰だって手放したくない。しかし、この軽自動車利権は、庶民に仕掛けられた「死に至る利権」だ。
 政治家や官僚の利権を排除することが難しいように、庶民を既に手にした利権を排除することもまた、同様に難しいことを、今の私は、身を以て感じている。


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2012年08月08日 00時00分