最近、客とこんなやり取りがあった。

「値下げして部屋を貸して欲しい」という希望が客からあった。
長期間借りてくれるならばという条件付きで、
私は5,000円/月、値引いた値段を提示した。
客はもっと値引いて欲しいと要求したが、
これ以上は値引きできないということで断った。
客は、やはり値段が高いから契約しないと言ってきた。
私は、また機会がありましたらよろしくお願いしますと言って、
この話は終わった。

一時間ほどして、同じ客が
「やはり契約したい」と言ってきた。
相手の希望は1ヶ月だけ部屋を借りたいとの希望だった。

私は1ヶ月だけの契約では値引はできないと伝えた上で、
値引0円の金額を提示した。

すると客は「前回、5,000円の値引を提示したのだから、今回も同じ料金にしてくれ」と言い出した。
そこで私は反論した。
以下、原文のまま。

「ご承知の通り、初月63,000円の条件は、3ヶ月間の契約をしていただけるとのことでご提示させて頂いた金額です。1ヶ月間だけの契約ですと、スペシャルオファーはありません。せめて2ヶ月間のご契約を頂けるようでしたらば、これも大切なご縁ですので、気持ち値引はさせていただきます。ご検討よろしくお願いします。」

「話が全然違います。過去のメッセージを読んでください。このような対応許せません。5千円など微々たるものですが、私このような経験をマレーシアで何度も受けたので、同じ日本人からこのような対応をされるのは到底許せません。もう9時近くですので、明日の宿も取れなくなりました。」
このようにおっしゃるのです。そして最後に、
「今更63000円にするといっても無駄ですから」
と客は捨て台詞を吐いて、メールでの会話は終わった。

私の経験上、必要以上に値引交渉をしてくる客は良い客ではない。
それでも最後の最後で契約してくれるのならば、まだ良い客と言えなくもないが、大抵、この手の客は値引くだけ値引いて、最後には契約しないことが多い。
こちらもビジネスなので、そのような客でも対応はするが、結果として時間のムダになることが多い。

値引交渉をしてはいけないとは言わないが、せいぜい1回2回に留め、契約の可否をスピード決定してくれる対応がありがたい。

これは自分が客になったときの戒めにもなるが、相手に値引かせたのならば、深追いの再値引は相手の印象を悪くするし、
「客として、最後には必ず契約する」
ぐらいの真摯な対応が必要だ。
仮に契約に至らなかったとしても、捨て台詞を吐いてこちらから関係を切るような事は避けなければならない。なぜならば、あらゆる可能性を想定して、またいつ取引するかもしれない相手だから。

客が捨て台詞を言ったあと、私は更なる反論も考えた。
しかし、それは「自分が言われっぱなしで気持ちが悪い」と言うストレスを解消するためだけの行為であって、破綻したビジネスを引きずっても、お金は得られない。
それに客に反論すれば、また客も再反論をしてきて、この反論の応酬は延々と続くだろう。その度ごとお互いに「許せない感情」は増幅し、ますますストレスが自分に貯まっていくことになる。

筋の悪い客とは関わらないのが吉。
お金は得られないし、対応するだけ時間のムダ。