商品の賞味期限や原材料を疑う人はいない。 もしその表示を疑って、自分自身で検証するとなれば、膨大な時間と労力を必要とする。誰もそんなことはしない。

信号の青・赤・黄色の表示を疑う人はいない。誰もがその表示通りに動くものだと思っている。信号に信用が無くなったら、怖くて外は歩けない。

そう。この世の中は、多くの信用で成り立っている。信用があるからこそ、人は、一つ一つを検証しなくても「楽に」生きてゆける。

しかし、世の中には信用を裏切る人がいる。信用を裏切る企業がある。一度失った信用は、そう簡単には取り戻せない。誰もがそれを知っているからこそ、信用を大切にする。

何をしていたわけではなくても、古くからの知り合いを、私は信用している。古くからの知り合いならば、仮に期待値が低くとも「最悪」になることは無いだろうと信用しているから。 また新しい付き合いであっても、親しい誰かの紹介で付き合うようになった人ならば、信用できる。 もし何か信用を失うことがあれば、紹介者の顔を潰すことにもなるし、紹介者と私との関係も潰すことになるから。

「人は一人では生きてゆけない」と私ならば言わない。ジャングルの中でも人は一人で生きてゆける。 しかし、都市に住んでいる以上、人は人の力に頼らずには生きていけない。信用は何よりも失ってはいけない人が人であることの証。 付き合いの時間もまた信用の証。